アガリクスAHCC(2)
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北院長は「最後まで一緒に戦うため」に、保険診療以外の治療を探しはじめる。健康食品や薬品など、製造している工場や研究所のほか、実際に使用している病院まで、日本各地を訪ね歩く。
そんな時、アメリカから来日したゴーナム博士が行った症例報告の講演をたまたま聞く。その実績に興味をもち、AHCCの導入に踏み切った。
そうして北院長が治療にとりいれたAHCCは、一番最初の症例が非常によく、納得のいく感触を得たという。
中でも効果が大きかったと思われる症例は、当時58歳の肝臓ガン患者。他の病院で手術はできないと言われ、北病院を訪れる。平成7年12月のその時、腫瘍の大きさは直径9センチもあったという。すぐにAHCCを始め、先にかかっていた病院で検査だけを受ける形で治療が進められた。腫瘍は徐々に小さくなり、平成11年には完全に消失した。
北病院での治療は、健康食品などの代替療法に関して、良いものと悪いものを見極めて正しい利用の仕方を指導する。
「今は私のほうから提案するということはないんです。いろんな本を読んだり、人から聞いて『この方法をぜひ試してみたい』という方が圧倒的に多いですね
そこで、どういう治療をされているのかを確認すると、すでに他の代替療法などもされています。ただし、そういったものの組み合わせとか、どのように飲んだらいかというのは皆さんご存じないので、それをキチッと指導してあげると。
たとえ健康食品といえども、やはり治療に大事なものですから、その量や種類をキチッと組み合わせる必要があります。やはり、ムダな飲み方をされている方もあるんですね。打ち消してしまうような組み合わせとか、中には免疫を下げるような健康食品もありますので」
客観的・専門的な判断基準に乏しく、自分の選んだ健康食品が正しいかどうか不安なものである。医師から方針を示されて断言されることで、患者は気持ちが落ち着くという。診察室に入る時は深刻な顔つきでも、帰る頃にはニコッとしているという北院長の言葉が印象的だ。
代替療法について否定的な医師は少なくない。
そうした意見に対する北院長の考えを聞いてみた。
代替療法を疑問視する声もありますが、抗ガン剤や放射線ではガンを撲滅することはできないわけです。ですから、ひとつの治療だけでなく、いろいろな方法を、時期や症状に応じて使い分けていくことが大事だと思います。ガンの治療には保険診療も保険外診療もないんですよ。
健康食品なり栄養補助食品というのは、普段の食事で摂取している原料を濃縮しただけのものですから、それが決して悪いわけはないですね。ただ、やはり高価なのと、それがどの程度効くかというデータが一部しか出ていないという問題はあるでしょう。AHCCの場合、ガン学会でも多くの研究発表がされていますし、比較的信用できるものと我々も解釈しています。
医師が専門外のことまで勉強する時間がない、保険診療で枠が決められていて一般 の病院では対応できないというのが現実です。
※「AHCC」は(株)アミノアップ化学の登録商標