更年期(1)
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男性にも更年期が……。これまでの常識をくつがえすような話だが、実際に女性の更年期と同様のつらさを訴える男性が増えているという。昨年暮れ、更年期についての著書を出版した漫画家・はらたいら氏に、そんな男性の代表としてお話しをうかがった。
「僕が更年期だと気づいたのは、古い知り合いの女性編集者から ”はらさん、更年期じゃない? “と言われて。お、これは面白いなって思ったんですね」
一般には、ほとんど認知されていない ”男性の更年期“ という発想を、すんなりと受け入れられるあたりに漫画家らしい柔軟性を感じさせるエピソードだ。
この編集者の一言から、はら氏はすぐに更年期について、さまざまな文献を調べはじめる。当然のように女性が対象となった本ばかりの中、自分の症状と比較しながら自己分析し、自分が ”男性の更年期“であるという確信を深めていく
「日本では男の更年期というのが認知されていませんが、欧米では前からあったということもあって。自分なりに納得できる結論が更年期だったんです。
その当時は、精神的につらいし、体もだるいしね。実際、体調がよくないですから、掛かりつけの医者に何度も行って、脳波まで全部調べても ”過労 “という診断。それでは、どう対処すれば調子が戻るのかもよく分からない。とにかく ”つらい “の一言につきる状況で。だから、これがこのまま、ずーっと続くのかなと思ったら、すごく嫌だったんですよね。でも更年期となれば、いずれは終わりが来るわけですから。ホッとしましたよ。何年もモヤモヤとした心で過ごしていたので、原因がハッキリして気が楽になりましたね」
そんな、はら氏の著書を読んで安心したという声が多く届いているという。現実に同じような状況に、悩んでいる男性も少なくないようだ。