痛風・高尿酸血症(3)
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また近年では高尿酸血症や痛風になりやすい人(尿酸値が高い人)は、積極的で指導能力にあふれ、活動範囲が広く、自己主張が強く、行動力に富み、努力することに負担を感じず、試験や競争を好むなど、やる気や気力の充実しているタイプが多いという性格的共通 項があること明らかになっている。
反面そのエネルギーは、暴力的なトラブルを起こす方向に向く場合もある。
このような精神活動が尿酸値とどのように関係しているかは、科学的な解明はされてはいないものの、過去の偉人であるニュートン、ダーウィン、マルチン・ルター、フランクリン、ゲーテ、アレクサンダー大王なども痛風に苦しんでいたと語られている。
もし、あなたが痛風や高尿酸血症になったなら、歴史に名を残す大物になれる可能性があるかもしれない……。だが一生涯痛風発作の痛みと付き合っていかなければならないのだから、喜んでばかりはいられないだろう。
痛風や高尿酸血症が軽度であれば、食事療法だけで十分に効果は上がる。一方、放置されて慢性期に入った痛風は、腎臓障害や多くの合併症のために治療は難しくなってくる。
特に腎臓障害が末期になると、意識障害を伴う腎不全、高血圧、浮腫(むくみ)、心臓障害、出血傾向、尿毒症などを引き起こすので、痛風のコントロールには早期の治療が大切であることがわかる。
痛風や高尿酸血症、またはこの発作を未然に防ぐには、食事療法が重要になってくる。食事療法の原則は、
・プリン体の特に多い食品は控える
・脂肪を制限する
・尿をアルカリ性にするためアルカリ性食品を摂る
・腎臓結石予防のため水分は十分に飲む
・酒類の制限をする(特にビール)
・体重を標準体重プラス10パーセント以内に保つ
・総カロリーを制限する
となる。特に①のプリン体を含む食品を大量に食べると尿酸値が上がり、腎臓から尿へ排泄される。よって痛風の人は腎臓の尿酸排泄能力が健康な人の半分ほどに低下しているため、大きな負担がかかるので控えるようにしたい。
しかし、プリン体の多い食品をいっさい口にしないというやり方は、けっして長続きしない。それはプリン体が「うま味」のある食品に多く含まれており、食べなければ必ず欲求不満に陥るからだ。
まずは、プリン体を含む食品を10〜30パーセント減らす努力をし、長続きさせることが重要になるだろう。