アトピー (13)
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アトピーの治療で使用されるステロイド剤は、体のさまざまな反応をその根本で抑えるものだ。その抑制効果 が働くから、我慢できない痒みや皮膚の炎症を一時的に抑えることができる。
ステロイド剤は、その強度によって5段階に分類されており、症状の変化や使用する期間などの条件によって使い分けることが必要とされている。
また、一般的に薬は常用を続けるうちに当初ほどの効果が感じられなくなるが、ステロイド剤も同じで、長期にわたって使用すると徐々に強度の強いものを求めるようになる。
ステロイド剤を問題視する声もあるが、それはステロイドには、痒みや皮膚の炎症といった不都合な症状を抑えるはたらきがあるのと同時に、たとえば、筋肉や骨の発育、ホルモンの分泌といった、体にとってな必要なはたらきまで同時に制御してしまうからだ。
成長を阻害したり、アレルゲン以外の異物の侵入をそのままにしてしまったのでは、別 の疾病を引き起こすことにもなりかねない。
こうしたことから、本来ステロイドは専門医の指導と処方にもとづいてきちんとした使い分けが必要なものだ。
だが、それができていなかったり、患者側の勝手な判断で中断したり変更したりして、かえって症状が悪化する例もある。
処方を受ける時点で、自分の使用する薬がどういった強さのもので、どのように使用すれば問題なく効果 を最大限に生かせるのか、きちんと確認し、納得したうえで正しく使用することの重要さを指摘する医師も増えている。