アトピー (9)
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生活環境を整えて自然治癒力を高める
まず衣食住全ての生活環境から、なるべく化学物質を排除することが大切だと三好院長はいう。たとえば以下のようなことが挙げられる。
・ダニ対策に有害化学物質を使わない。
・除去食療法を行うより、無農薬・無添加の安全性の高い自然食品を選び、和食中心の食事を摂る。
・携帯電話はイヤホンマイクを使うなど、電磁波に対する工夫と対策を行う。
・温泉湯治、無理のない運動で汗をかき、体内に入った化学物質を排泄する。
・尿意を感じなくとも、約2時間おきに排尿して溜まった老廃物を出す。ただ、そのために水分を取ることは避ける
・痒い時はタオルを当てて掻く、叩くなどの工夫をする。かゆみは治っていく過程と理解できれば、精神的にも楽になる。
「よく親御さんが『うちの子は体が弱くて、体力がない、免疫力がない、抵抗力がない、だからアトピーになった』といいますが、ひれは違う。アレルギーは体の一つの防衛反応で、逆にアレルギーを持っている人の方がガンになりにくいというデータもあります」
また同クリニックは、自宅温泉湯治療法を提唱する(株)日本オムバスと協力した形での治療も行っている。オムバス療法とは自宅温泉湯治、生活環境の改善、カウンセリングなどで自然治癒力を高める治療法のことだ。実際には、家庭用循環器「二四時間風呂」を使用し、宅配された温泉を入れて入浴するというもの。
アトピー治療において、入浴は血行をよくして新陳代謝を高めるなどの改善をもたらす。オムバス療法の温泉は有害化学物質を含まない単純泉のため、皮膚に悪影響を与えることなく身体の機能を高めることができるという。
「近くに単純泉の温泉があれば、そこから運んでも構いません。また浄水器を通した水道水でもいいでしょう。ただ独自に行う場合はカウンセリングがつかないぶん、時間を要する可能性があります。アトピーは複合性皮膚炎。だから治療も複合的にやらないといけない。食事だけ、温泉だけでは治らないことは覚えておいてください」
こうして生活環境を変えると、まず大きなリバウンドが出て治まる。しばらくすると初回より小さいリバウンドがくる。これの繰り返しで治っていくが、その後の再発は非常に少なく、患者のほぼ7割は改善しているという。ようは自分の自然治癒力を信じ、いかにアトピー改善に取り紐むことができるか、そこがポイントとなりそうだ。