化学療法とガンマ・デルタT細胞療法との併用による共同臨床研究を開始
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メディネット、東大病院と膵がんに対する新たな治療法の確立に向けて
化学療法とガンマ・デルタT細胞療法との併用による共同臨床研究を開始
株式会社メディネットは、平成19年12月5日、東京大学医学部附属病院(東京都文京区、病院長:武谷 雄二、以下「東大病院」)と共同で、膵がんを対象とした臨床研究を開始しましたのでお知らせします。本共同臨床研究は、膵頭部がん治癒切除後の補助療法として、化学療法剤であるゲムシタビンにガンマ・デルタT細胞療法を併用した場合の安全性と有効性を評価検討することを目的としております。
本共同臨床研究により、本併用療法の安全性、有効性が確認されて実地医療として提供されることになれば、膵がん術後の再発防止及び予後の改善に寄与するものと期待しております。
平成18年の国内における膵がんによる死亡者数は23,000人を超え、がんによる死亡者の7.1%を占めて肺がん、胃がん、大腸がん、肝がんに次いで第5位となっています。また、膵がんは5年生存率が約5%と予後が極めて不良である上、手術が行なわれても血行性転移により早期に再発・転移する症例が多く、手術後の5年生存率は10〜20%と言われています。
現在、手術後に残存するがん病変を除去し、血行性転移を抑制する目的で、術後補助療法にゲムシタビンを用いた臨床研究が試みられ、有意な再発抑制効果を示すデータも報告されているものの満足する結果は得られておらず、今後の更なる再発予防、予後の改善のためにゲムシタビンを含む新たな併用療法の確立が求められています。
本共同臨床研究では、ゲムシタビンによる膵がん手術後補助療法にガンマ・デルタT細胞療法を併用した場合の安全性と有効性を評価検討します。化学療法剤であるゲムシタビンとガンマ・デルタT細胞療法という異なる作用機序の2つの治療法を組み合わせることで、局所再発及び血行性転移を制御する新たな治療法の確立を目指します。尚、ゲムシタビンは、独自での殺細胞作用を有すると同時に、がん細胞表面にガンマ・デルタT細胞が認識するストレス蛋白(MIC A/B等)を発現させ、ガンマ・デルタT細胞による腫瘍の認識と抗腫瘍活性を増強することが考えられ、ゲムシタビンとガンマ・デルタT細胞療法の併用療法による治療効果が期待されます。
本共同臨床研究は、東大病院 肝胆膵外科 國土 典宏 教授を研究責任者に、東京大学大学院医学系研究科 免疫細胞治療学(メディネット)講座 垣見 和宏 客員准教授をガンマ・デルタT細胞の培養・検査及び免疫学的検査責任者として実施され、メディネットは同社が保有する技術、ノウハウ、各種基礎データの提供及び、データ解析等の役割を担っています。
尚、本件の業績に与える影響は軽微であります。